驚き→放心→解放?→混沌??→???

薬局長が辞めるという。定年を待たずして。しかも12月いっぱいで。
理由はいろいろあるらしいが、“モチベーションがあがらない”ことが
最大の要因であるという。

それを聞いて、まず驚いた。
強い“力”を持つ(というか、親分的な感じ)人だけに、
モチベーションの低下を理由に挙げた事に意外な感じを受けたのだ。
半ば強引に、物事を進める事も度々あったのに。
疲れてしまったのか?

そして、そうした強い力を持つトップが抜けてしまった後の、この薬局の事を考えてみたが想像がつかない。
内側の統制はとれなくなっていくかもしれない。
今でさえ、意見の統一を図ることに難渋しているのに、強いリーダーが不在となれば、
個々の意見をまとめる事は、さらに困難になっていくと思われる。
薬局内部の乱れ?
そして外圧(事務方・看護部)に耐えうるのか?
言われるがままになってしまうのか?


私個人、薬局長の“強さ”に魅かれてこの薬局を選んだ。
親分肌で、世の中の流れも分かっていて、積極的に前へ進んで行こうというのが見えたから。
意見が食い違う事ももちろんあるし、悔しい思いをしたこともある。
それでもこの人なら大丈夫、という安心感があった。精神的支えと言ってもいいのかもしれない。
時代的なものもあるかもしれないが、強いリーダーは絶滅していくのだろうか?


糸の切れた凧のようになってしまった、私。
まだどう受け止めたらいいのか分からない。
気持ちがついて行ってない。
信頼できる先輩も、12月から1年いなくなってしまう。
戻ってくるとも限らない。
この薬局の柱が、抜けた。



まぁ、去っていく人の事は仕方がないので、今後自分はどうしていくのか、真剣に考えようと思う。
転職するのか?しないのか?
どういう薬剤師を目指していくのか?
どんな人生を送るのか……?



先輩の妊娠も、南会津との出会いも、薬局長の退職も、みんな何かの巡りあわせなのか?
すごいタイミングでいろいろな事が起こってる…。
これは福島へ行け、という暗黙の指示!?